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10万人に1~2人という脊髄腫瘍になった。
脊髄腫瘍になるまでの経緯と手術とその後をお伝えしたいと思います。

脊髄腫瘍

やっと見つけた!背中が痛い原因は脊髄腫瘍だった!

背中が痛い

脊髄腫瘍を発見する3年ほど前から走ったりジャンプすると背中が痛くなり、悩んでいました。 年のせいかな?と思い、ストレッチしてみたり、腹筋背筋をしてみたり‥。
しかし症状はどんどん悪化する一方。
あるとき家の階段を踏み外し、階段を滑り落ち、背中を強く打ってしまいました。
その次の日・・・ 起きると背中が痛くて起き上がれなくなってしまいました。
ぎっくり腰ではなくぎっくり背中といった感じです。
脊髄腫瘍を発見する約2年前のことでした。

すぐに整形外科に行き、見てもらいました。
するとぎっくり腰的な扱いをされてしまいました。
私は腰ではなく、背中!と思ったので、必死に訴えたのですが、ここでしょ?と腰を押されると「痛っ!!」背中の衝撃から腰にも来てしまったようで・・・ 結局腰のせいになってしまいました。

MRI後日MRIを撮ることになりました。
これで原因がはっきりするとほっとしました。
しかし撮ったのは腰。私が以前から痛いと思っていた背中の場所のすぐ下からです!!
それでは意味がないので、とる前に何度もその上なんです!もう少し上から撮ってください!と訴えました。
しかしその訴えは先生に却下され…
結局腰のみのMRIを撮ることになりました。
腰に何も問題がなかったらまだよかったのですが、軽いヘルニアが見つかってしまい、完全にそのせいにされてしまいました。
へルニアのためのリハビリ。
腰はよくなりましたが、背中の症状はまったくよくならなかった為、もうリハビリに通っても意味がないと思い、リハビリに通うのはやめました。

整体 整形外科でダメだったので、その後整体に行って見ました。すると体が硬いのが原因、と言われました。
なるほど、本当にすごく硬かったのと説得力もあり、柔らかくする努力と、スポーツジムにも通いました。
しかしやはり一向に良くならないどころかどんどん症状はひどくなり、ついには

  • 背中を下にして仰向きで寝れない
  • ジャンプすると背中に響いてきて痛い
  • くしゃみすると背中に響いてきて痛い
  • 朝起きると肋骨の内側から押されているような痛みがある(前だったり後だったり)
    ひどくて眠れないときもある。

という症状が出るようになってしまいました。
これはさすがにやばいと思い、再度整形外科に行き、絶対背中がおかしいので、背中のMRIを撮ってほしいと頼みました。
先生は何も映らないと思うけど、そこまで言うなら・・・といってしぶしぶ了解してくださいました。

脊髄腫瘍 そしたら・・・・
はっきりと!写っていました!脊髄腫瘍!!!

背中が痛くなり始めてから3年・・。
もはや脊髄腫瘍が見つかってショックというよりも「原因が分かってよかった」という安心感のほうが大きかったです。

脊髄の手術件数No1の先生との奇跡の出会い

原因が分かったらMRIの映像をもってほかの病院に行って見ようと決めていました。
なので先生に「MRIの画像をください」とお願いしましたが、「明日の午後に脊髄腫瘍に詳しい先生が来るからまずは相談してみなさい」と言われ、とりあえず次の日また行くことにしました。

しかし次の日の午前中に病院から電話がかかってきて、急遽その先生がお休みするとのこと。
結局1週間後になるということで、やはり画像をいただいて他の病院にも行くことにしました。

「脊髄腫瘍」で調べたところ、亀田病院の脊椎脊髄外科部長の 久保田 基夫先生が書いた脊髄腫瘍の記事が出てきました。

久保田先生の脊椎脊髄腫瘍のお話しはこちら

亀田病院は私の中では千葉で一番と思っていた病院です。
いいうわさがたくさんありました。
亀田病院があるから鴨川に移住したという話もよく聞くぐらい。
高そう、予約がなかなか取れないかも・・・というイメージはありましたが、もうここしかない!と思い、すぐに電話しました。

そしたらなんと、次の日に見てくれるとのこと!!

もう運命!と思っちゃいましたね(笑)
次の日、MRIの画像を持っていきました。
すぐに手術の話に。
もちろん私も早く手術して原因を取り除いていただきたかったので。
MRIは脊髄の始まりの首から取ってなく、脊髄の何番目に腫瘍があるか等、詳しい情報がなく、あまり役に立たず、再度MRIを撮っていただくことになりました。 しかもそれも次の日に。
とんとん拍子にすべてがうまく回り出しました。
脊髄腫瘍が分かって1週間後にはほとんどの検査が終わり、手術の日程まで決まっていました。
初めに行った病院で、脊髄腫瘍の詳しい先生が来ると言われていた日には既に手術の日まで決まっていたので、キャンセルしました。

手術後に知った話ですが、私が手術していただいた先生(亀田病院の脊椎脊髄外科部長の 久保田 基夫先生)は脊髄の手術件数が日本1の先生、 そして最初に見ていただいた先生(亀田京橋クリニック 脊椎脊髄外科 顧問の橘先生)は末梢神経のすごい手術ができる先生(すみません、あまり詳しくは知らないのですが、とにかくすごい技術をお持ちの先生のようで、久保田先生も若い先生にどんどん学びに来てほしいといっていました。)
あらためて、素晴らしい先生方に見ていただいたなあと感謝です。

脊髄腫瘍を取り除く手術までの流れ・・検査等

手術前検査

手術の前にMRI、CT、血液検査、それに神経のテストをしました。

手術の前日は執刀医の先生手術の内容についてお話ししました。

私の場合、脊髄の真裏に腫瘍があったため、脊髄を動かさずにすべて取り除くのは難しいということでした。
しかし、脊髄は動かすと下半身不随になってしまったりします・・。 少~しだけなら動かしても支障がない場合が多いらしいですが、どこまで動かせるかは個人差があるらしく・・。顕微鏡で確認しながらのとっても繊細で難しい手術です。

手術中は脳の情報が足先まで届いているか、神経の伝達がきちんとできているかを常にチェックしながら手術を行います。
そのために手術前にも神経のテストをしました。

自覚はなかったのですが、腫瘍のせいで手術前からすでに神経の伝達が鈍いところがあったようです。

いざ手術!ついに脊髄腫瘍を取り除く

手術

ついに手術の日が来ました。
あとは成功を祈るのみ・・。

「はい、ゆっくり深呼吸して~・・・」と麻酔が入ってきて

・・・・

・・・・・

遠くから母と先生が話している声が聞こえてきます・・
手術が終わったようです。

先生:「手術中神経が一度途切れてしまったので・・・・」

私は心の中で「動け!動け!動け!」
麻酔が効いていてまだ体が思うように動かなくて、声も出なくて、でも
動け!動け!動けーー!と必死でした!

っっっぱぁーーー!!!
深海から息を我慢して海上に上がってこれたような感覚でした。
「動いたー!!!」

寝ながら足首を立てられた!
たったそれだけのことでしたが、もう大丈夫!って確信して、先生、ありがとう!って感謝の気持ちでいっぱいでした。


旦那と母と手術にかかわってくださった先生方・・たくさんの方が心配そうな顔で見守ってくださっていました。
みんなが動け!って応援してくれていたようで、なんだかそんなみんなの心の声が麻酔中に聞こえてきたようでした。
「本当にありがとうございます!」
もう大丈夫!
他はまだ動かないけど、これから少しずつ回復するから!!
そんな気持ちで、本当に感謝しかありませんでした。

辛かった手術後・・・

麻酔が切れてきて、少しずつ現実に引き戻されて・・・。

おなかが痛い!
実は生理予定日の5日ぐらい前の手術。その生理が早まってしまったようです。しかも手術中におなかが冷えたらしく・・普段は生理痛ひどくないのですが、いろんなことが重なってひどくてひどくて…(泣)

気持ちが悪い!吐き気がする!
全身麻酔の副作用で吐き気があるとは聞いていたのですが・・多分これも生理痛とWで来てしまい・・・24時間ずっと吐き気がとまりませんでした‥。

痺れがやばい!痛いーー!!
脊髄の流れを腫瘍が抑えていたのが、腫瘍がなくなって一気に全開になったせいもあるようで、お尻から下のしびれが半端なく、20分として同じ姿勢で入れない・・。 しかし体はいまだ足首を動かすぐらいしか動かず、体に力が全く入らないからもちろん寝返りもうてない。。男の看護師さん2人でやっと寝返りをさせてもらえる状況で・・・
もちろん切った背中は触れると痛いので、右側と左側交互に2~30分ごとに寝返りを打たせてもらっていました。
しかも寝返り後に腕の位置とか微妙な調整もできなくて、それもまたつらかったです。母が一緒についていてくれたのでもうちょっと前、後・・などと微妙な調整をしてもらうことができたので、本当に助かりました。 本当に・・自分一人では何一つできない。たくさんの方にお世話になりました。

手術が終わった日は集中治療室で泊まれるのですが、24時間後には出ないといけない。こんな状況で、本当に24時間後に元の部屋に戻って大丈夫なのか、本気で心配しました。

24時間後も少しは良くなったものの痺れはまだ全然あるし、吐き気もするし、おなか痛いしで、この状況で本当に元の部屋に行って大丈夫?って不安はありました。しかしそのころから徐々に吐き気もなくなり、落ち着いてきました。痺れは相変わらずでしたが、マシになり、自分でも少し力を入れられるようになったので、女の看護師さん1人に助けてもらい、なんとか寝返りもうてるようになりました。

だんだん良くなる体に感謝!感動!

手術から48時間後にはベットの柵を捕まってなんとか1人で寝返りがうてるぐらいになりました。
ただ、ベットをリクライニングさせて起き上がると頭がくらくらします。髄液が漏れているせいだから無理に起き上がらないようにと言われました。
少しずつくらくらしないところまでリクライニングの角度を上げて、ならしていきました。

起き上がれない間も足や腕の力を入れたりして、起き上がったときにすぐに動けるよう、できる限りの筋トレをしていました。

痺れも日に日にましにはなってきましたが、まだまだひどい状況です。
しびれを取るお薬を薬剤師さんと相談しながら使っていきました。
私は薬に頼るのはあまり好きではないので、あんまりきつすぎない程度に・・・といっていたのですが、先生がしびれは長引けば長引くほど取れにくくなるので、早めにとれるようできるだけのことはしたい、とのことでした。
なので必要量をしっかり飲んでいきました。

手術後5日目ぐらいにやっと起き上がれるようになり、6日目ぐらいについに車いすで病院内を動くのを許可されました!
車いすのなんて便利なこと!自分で自由に動き回れるのがとってもうれしかったです。
トイレもやっと自分で行けるようになったのですが、うまく出ない・・・ さすがにショックでした><
これには少し時間がかかりましたが、今はほとんど問題なくなりました!
そして手術から10日後ぐらい、車いすから歩行器になり、15日後ぐらいに杖になり、ついに退院!!

先生はまだ退院ははやすぎるからもう少し様子見させて・・といった感じでしたが、もう早く帰って家のご飯が食べたかったし、無理にお願いして、手術から16日後、ついに退院!
早く退院できるよう、リハビリを一緒にがんばってくれた理学療法士さんにも感謝! 先生はもちろん、看護士さんも、オーシャンビューの病院の環境も含め、全てが最高の病院でした!

残る痺れとの闘い。リハビリリハビリ!

現在、手術後約1年と3か月がたちました。
現在は乗馬にマラソン、ボディボード、畑仕事に田んぼ仕事と何不自由なく生活しています。
感謝感謝です。

退院した時は杖を使わずに歩けるけど、つまずいたり押された、予想外のことが起こると対処できない感じで、心配なので杖を使っていました。
人が多いところは怖いので、電車とかは一人では乗れなかったです。
早歩きはできるけど、大股歩きはできなく、距離もたくさんは歩けませんでした。

家の近くの理学療法士さんがいるジム(?)に引継ぎをしてもらい、リハビリを継続しました。退院するための条件でもありました。

毎日簡単なストレッチや筋トレ、ジムに行ったときはマシーンを使ってのトレーニングもしました。どんどん体に変化がでてきました。

ここで私が気に入っていたトレーニングをいくつかご紹介します


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